2011年11月12日土曜日

素晴らしい眠りのために【寝具編】

こんばんは!
寒くなってきましたが体調はいかがですか。
ここ帯広では朝の冷え込みが冬の気配になって来ましたよ。

さて以前の記事で睡眠について取り上げていましたね。
あれからぐっすり眠れてますか?
今夜は睡眠シリーズ【寝具編】をお送りいたします。

正しい寝具を選ぶことは健康な状態を維持する上で不可欠な要素です。
個人差はありますが私たちは一晩におおよそ5~8時間、一日のうちの1/4から1/3を眠って過ごしています。毎晩6時間眠る人では一ヶ月に約180時間一年にすると2200時間近くになります。
正しい寝具で眠っている人は一晩かけて日中の疲労を回復して、明日の活動に向けた準備をすることができます。逆に間違って寝具で眠っている人は寝ても寝ても体の疲れがとれず、朝起きると「腰が痛い」「首が痛い」なんてことになってしまします。

それでは正しい寝具とはどのようなものでしょう?
いくつかのポイントを挙げてみます。

☆頭からつま先までしっかりと体を支えてくれる。
体が沈むような柔らかい寝具で寝ていると腰を中心に体重がかかります。そうすると仰向けで寝ると腰が痛かったり、朝起きると腰が痛い、無意識に横向きで寝る癖がついていたりします。
☆寝返りをうつのに十分な幅がある。
寝返りは寝ている間のとっても重要な運動です。血流や体温などの調整、日中に負担のかかった骨格を整えたりを一晩かけて行なっています。
☆通気性、保温性に優れている。
夏場は通気性に優れていて、これからの季節には保温性の高いものを選びますね。自分の体温と寝具内の環境(温度・湿度)を調節する上で大切です。
☆上下逆さま、あるいは中のピースを入れ替えることができる。
この項目は寝具の耐久性とも関連してきます。例えば寝具をある一定の向きで使い続けた場合、どうしても腰の周辺がヘタリやすくなってきます。なのでたまには頭と足の向きを逆転させて使ったり、中身が取り出せるものであればピースの位置を入れ替えるとヘタリが集中するのを避けることができます。ちなみに私は3ピースに分解出来る寝具なので頭→背中→足→頭 のように3ヶ月に一回くらい入れ替えをしています。

では続いて枕の話です。
施術院にいらっしゃる患者さんには枕で悩んでいた方がとても多いです。中には10個や20個買ったという方もいらっしゃいます。では良い枕の条件って何でしょう?

☆頭と首をしっかりと支える
人間の背骨は真っ直ぐな直線になっているわけではありません。横から見たときに「首が前、背中が後ろ、腰が前」にそれぞれカーブしているS字が正しい状態です。枕は睡眠中の首のカーブを支える非常に大切な道具です。よく頭の下に枕を置いたり、枕で頭が高くなるような寝方をしている方がいらっしゃいますが、それでは一晩中首に負担がかかってしまいます。枕の高さの目安としては、あお向けで寝たときに顔が水平になっている、そして横を向いたときに顔の中心が体の中心と一直線になっている高さです。ご家族の方に見ていただくとわかりやすいですよ。
素材としてはある程度の硬さがないと頭の重さを支えることができません。寝具を選ぶときと同様に、柔らかいものや頭が沈むようなものは避けたほうがいいですね。

寝具、枕の条件を見ていてどのように感じられたでしょうか?
まずは今お使いの寝具でそれぞれのポイントをチェックしてみてください。
施術院に来ていただくと睡眠環境改善のための姿勢矯正寝具、矯正枕での睡眠を体験していただいたり、寝ている姿勢の違いによる様々な実験をさせていただいたりもしています。
寝具を改善することは眠りの質を改善することに直結します。
これからの寒い季節、良い睡眠をしっかりとって元気にすごしたいですね。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。
おやすみなさい!!

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